第20回四万十川ウルトラマラソン参戦記 復活編 

ランニング
10 /22 2014
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 苦悶は続いていた。勝間にたどり着くのだろうか。口屋内と勝間の間は相当ある。15:00を過ぎて、暑さも少しずつ和らいできた。ペースは落ちていたが前に進んでいる。

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 やっと、勝間に到着した。沈下橋も誰もいなくてさびしく見える。さあ、次は高瀬を目指すぞ。たぶん、道からは見えないが入口はわかる。そこまでは、ペースを持たせられるかなと思っていたら…







ズキッ!

左足小指に激痛が走る。思わずうなってしまった。それほど痛かったのだ。たぶん、マメがつぶれたのだろうと思った。そう思うしかなかった。もう、これで終わりなのかもしれない。



そんな考えが浮かぶ。





ゴールは?




目標タイムは?





帰りの特急は?





仕事は?







しかし、ゴールはしたい。




その気持ちで足を進める。開き直ると足の痛みは関係ない。徐々にペースを上げていった。どこにそんな気力が残っていたのだろうか。その後はエイド以外は歩くことはなかった。余裕も出てきた。

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 高瀬を過ぎて川登地区に入る。16:00を過ぎていた。応援も多い。ゼッケンに高知と書いているので、「高知、がんばれ!」の声援を受ける。足が復活してきたのでエイドでも補給するとすぐに出発した。川沿いに南に折れて、三里沈下橋を目指す。

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 川がとてもきれいだった。この辺りでそれまで抜かれていた方々をごぼう抜きしていった。次のエイドで、この日初めてコーラを飲む。エネルギーを注入されたかのようにパワーが出てきた。そこからも飛ばす!

 三里沈下橋もコースからは見えないので残念だが、ここまでくれば残り10キロを切っている。たぶん、写真の時間からして16:30ごろだったと思われる。

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 佐田沈下橋の駐車場までやってきた。この辺りで17:00だった。コーラのおかげでペースアップしたが、ここからは体のダメージがそれを上回ったようでペースが上がらなくなった。希望も見えてきた。これなら前回より早くゴールできる。暗くなる前にゴールできるかなと。

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 どんどん、日が暮れていく。応援の声は多いが、林の中に入ると途端に寂しくなる。どこかで野焼きをしているのか煙が充満していた。最後のエイドを過ぎると、残りは3キロを切っている。とにかく、前に!

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 発電機の轟音が鳴り響いていた。前回もそうだったが、違うのは手にライトを持っていないことだ。ここまで来ると足の痛みなんかと思うのだが、頭によぎり始めたのは最後の坂だ。

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 市街地に出てきた。坂が見える。あの山の向こうにゴールがある。さすがに沿道の応援も急に多くなる。

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 坂が始まった。気力で走る。のっし、のっしと歩くようなスピードだが、走ってはいる。坂の途中で仕事関係の方が観戦していたので手を振る。気づいてくれた。そして、最後まで上りきって思わず叫んでしまった。「上りきったどー。」

 坂の下に見えるのはライトに照らされた中村高校だった。暗い道路に入り、くねくねと校門を目指す。応援も多く、ハイタッチしたり原監督タッチしたりで大変だったが、それだけ声をかけてくれることに感謝の気持ちでいっぱいだった。

 校門を入り、グラウンドの方に向かうとアナウンスが聞こえる。「次は、高知の管理者24番選手です。」光がまぶしい中でポーズをとってゴールテープに飛び込む。

ゴーーーール!

記録は、7時間49分33秒でなんとか自己ベストだ。

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 なんとか真っ暗になる前にフィニッシュできた。目標には届かなかったが、次への自信はできた。まだまだ、100キロに挑戦するには力不足だが、次に60キロを走る機会があればさらなる自己ベストを目指したい。でも、スタートラインに立てるかが問題なのだが…。(アフター編につづく)

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管理者24番

 管理者24番は興味のできたことにのめりこむタイプ。土佐の高知・須崎でランやガーデニングなどにのめりこんでいる。2017年、新たな挑戦に向かっている!