第21回四万十川ウルトラマラソン参戦記 奇跡編

ランニング
10 /21 2015
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 絶提絶命のような状態だったが、まあ最後に頭から水をかけてもらおうとエイドで柄杓2杯をかけてもらった。冷たい水が頭を冷やしてくれる。





目が覚めたようだった。さっきまでのふらつきもなくなってきた。ゴールを目指そうとする気持ちがよみがえってきた。だから、前へ進もうとエイドを出る。

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 そして、太陽は山の向こうへと沈んで行った。ペースが上がってくる。今まで周囲のランナーに抜かれてばかりだったが、次第に抜かれなくなる。そして、明らかに自分の方が速くなって、前を行くランナーに追い付きを抜き始めた。スピードが出てきた。たぶん、キロ6分前後だった。50キロ地点で16時27分だった。

 三里沈下橋の手前で、息子の学校の先生を抜く。とにかくペースが上がってきたので、走ることができるうちにタイムを稼いでおこうと考えた。残り9キロ地点でのエイドでは、オレンジのシャツをほめられた。暗くなってきているのに遠くからでもよくわかると。うーん、タボさんの言ってた通りだな。

 この直後から川沿いの曲がりくねったセクションに入る。とにかく、どんどん抜いて行く。気分も上々だ!「いくぞ、いくぞ。」と心の中で叫びながら走っていると、前方にピンクのシャツが見えた。Iさんだ!下り坂に入って一気に追いつき、復活したことを告げる。健闘を誓って先に進む。

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 佐田沈下橋の駐車場までやってきた。16時52分だ。あたりは、まだ明るい。こんな明るさは今までのウルトラではなかったことだ。これは確実にこのペースでいけば自己ベストは出るなと確信した。

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 だんだん暗くなってくる。この川沿いの道は意外と長い。エイドは残り2ヶ所。その前に100キロの部に出ていた知り合いの方を抜く。やはり暑さでやられたそうだ。エイドでは相変わらず水をかけてもらっていた。もう、おまじないのようなものだ。

 この辺りの方々はゼッケンを見て名前で応援してくれる。もう、その集落全員出てきてるんじゃないかなと思えるぐらいの人だ。最後のエイドでは、冗談で「もっと、走りたい~。」というと笑われてしまった。もう、ここで足も売り切れたようなので流して走ることにする。

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 いよいよ最後のくねくねセクションに入る。もう、すでに17時20分になろうとしている。まだ終わらないかなと長く感じた。女性ランナーに抜かれる。そう言えば、抜かれたのは久しぶりだな。

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 遠くが明るくなっって道が開けた。あの山を越えれば中村高校だ。

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 最後の坂は走って上ろうと決めていた。両手大きく振って走るが、足がついてこない。周囲の応援でなんとか気持ちよく上ることができた。後は下るだけだ。

 右に曲がり、住宅街に入る。ゴールのアナウンスが聞こえる。通りにはたくさんの方々が応援をしてくれている。もうすぐでゴールだ。あの時、あきらめなくてよかった。そんな気持ちでいっぱいだった。

 校門を入り、グラウンドの方に向かう。ゴールは一人でカメラのフラッシュを浴びようと思っていたら、後ろから女性に抜かれる。前を譲っていると、アナウンスが聞こえる。「次は、高知の管理者24番選手です。」右に曲がるとライトが眩しい。ポーズをとってゴールテープに飛び込む。

ゴーーーール!

記録は、7時間38分02秒で、自己ベストだった。

Finish        
スプリット 07:38:02
通過時刻 17:38:02
40-60km 2:39:00   


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 なんとかゴールにたどり着いた。真っ暗になる前にフィニッシュできたことも良かったと思う。目標には届かなかったが、40分を切ることができたのは、ウルトラを走る力がついてきたのかなと思う。もちろん、暑さにやられていなければ、もっとタイムはよかったのかもしれない。でも、別のトラブルでもっと遅かったかもしれない。

 今、自分は、7時間40分を切るタイムで走ることができたということは事実だ。もう、100キロに挑戦してもいいかな?娘2が呟いていた。「100キロ、走らんが?」「走ったら、すごいでぇ。」走ろうかな。挑戦するだけの資格はできたのではないだろうか。でも、スタートラインに立てるかが問題なのだが…。(アフター編につづく)
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コメント

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No title

改めてお疲れ様でした。
あの暑さの中で、ランナーは苦労されたのではないかと思っていました。

100㎞行けると思います。60㎞走った後で、あと40㎞走るのか~と思うのと、100㎞走る途中での60㎞とでは、全然余裕度というか、感じが違います。そろそろ狙ってみますか?

Re: No title

ありがとうございます。暑さで走りが鈍くなるのは毎度おなじみになっています。(ハハハ…)100kmへの挑戦をやろうと決意しました。ある程度の納得したタイムに近づいたので、来年は100キロに申し込みたいと思います。まずは0関門からです!

管理者24番

 管理者24番は興味のできたことにのめりこむタイプ。土佐の高知・須崎でランやガーデニングなどにのめりこんでいる。2017年、新たな挑戦に向かっている!