高知龍馬マラソン2017参戦記 その5

ランニング
02 /24 2017
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 さあ、残りは12キロを切った。大橋を渡ると南風(まぜ)の辺りでパフォーマンスをする集団がいた。音楽を使った応援は心が鼓舞されるようで嬉しい。体はきつくなったが、踏ん張る気持ちで足を前に出す。心の中ですでにサブ4はあきらめていた。5分40秒ペースが維持できなくなっていたのだ。

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 橋を渡ってから折り返しまでが長く感じると自分の周りは誰もが言うが、この日はそんなには感じなかった。しかし意識は朦朧とし始めていた。知り合いに会っても声をかけられない。「あー!」なんて反応するのが精一杯だ。四万十のTさんともこの辺りですれ違った。どうも今日は調子がよくないようだ。ほんとはサブ3.5の実力はあるのに。

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 折り返した後は、Tさんに追いつくことを目標に走る。鰹飯をとってる暇はない。エイドは最小限で抑えて、すぐに走り始める。復路の大橋上でウルトラ60キロ7時間切りのIさんに声をかけてもらう。須崎のYさんやNさんもこの辺りで自分とすれ違ったらしいが、全く気づいてなかった。それだけ朦朧としていたのだ。倒れるとかそういうのではないが、意識が前にしかいっていない。こんなことは初めてだ。

30-35km 30:06  ついにペースは6分台へ

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 35キロを過ぎるとトンネルを抜ける。この辺りでNike+のアプリを起動させる。今日は日曜日、JUST DO IT SUNDAYだ。5キロ以上は走らなくてはならないので、今回の龍馬マラソンの残り5キロ以上を計測することにしたのだ。音楽が流れないようにセットして開始する。音声ガイドは流れるので、今の自分のペースがわかる。1キロを過ぎるところでアナウンスが告げた。「平均ペース6分17秒です。」もう、ここまで落ちていたのだ。

 前に見覚えのあるランナーを発見する。Tさんだ。ペースが落ちていたので、声をかける。しかし、今日は調子が悪そうだ。「ラスト、頑張ってください。」激励をもらって先に進む。

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 北進する交差点までは距離があるが、先週走っておいたので距離感は十分つかめていた。心が折れるような遠さは感じなかった。交差点を曲がり春野運動公園へと向かう。ここで1キロ以上ある直線が待っている。これも距離を知っているので心は折れない。しかし、体が…。とにかく自己ベストを目指そう!そして、ついたら生ビールを飲む!と心を奮い立たせる。

35-40km 32:13

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 ついに大きく崩れてしまった。時計を見なくても感覚でわかった。明らかに今までと違う。ここまで、ほとんど抜かれることはなかったのだ。自分が前を捕らえながらどんどん抜いていったが、35キロすぎから抜かれることが多くなってきたのだ。だが、競技場は目の前に見えている。最後の力を振り絞ってペースを上げる。競技場へ向かう。1本道はランナーで埋め尽くされていた。

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 たしかに40-41の1キロは少しペースが上がっている。ところが、最後に待ち構えているのは競技場に上がる坂だ。上るぞ!と意気込んではいった。最初は傾斜も緩くてなんとか走れたが、途中できつくなる。たまらず、歩きが入る。その途端、後ろからどどどと抜かれる。あちゃー、もうだめかと思ったが、なんとか踏ん張って走る。この時点で自己ベストも怪しくなった。最後の競技場に入る短い坂が地獄の拷問のように思えた。

 競技場に入ると後はトラックを1周して、ゴーーーーーール!

 記録は4時間16分01秒(グロス)、ネットで4時間11分15秒だった。自己ベストに40秒足りない。

 40km-F 15:03

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 なんとも言えない虚脱感に襲われた。サブ4どころか自己ベストも更新できていない。意気込んでいたのに結果がついてきていない。青空が虚しく見えた。でも、すぐに気持ちを切り替えて行こうと考えた。「自己ベストと同じぐらいで走れたやん。前半は良い感じで押せていたから、また、次頑張ろう」と。

 完走証を受け取って出るとタボさんがいた。サブ4奪回、おめでとうございます。今度は自分も仲間に入れてもらえるように頑張ろう。次は3月の四万十川桜マラソンだ。心はすでに四万十に向かっていた。(アフター編につづく)
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コメント

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次に向かって

龍馬マラソンから一週間、体の方は快復しましたか?
レースって本当に難しいですね。最近の練習の様子を見て一皮むけて、ワンステージ上がったなあと感じていたのですが…(´;ω;`)ウッ…

次、頑張りましょう!

Re: 次に向かって

>タボさん
 あれから早くも一週間なんですね。体の方は、足に少し筋肉痛があったぐらいなので、翌日からでも「走れるぞ!」という気持ちでしたが、以前もそんなことをして痛みが増してしまったので、今週はじっくりと休んでいました。今日は、短い距離をゆっくりと走るつもりです。

 レースは難しいです。練習とは違います。でも、今までのレース展開よりは若干違ってきました。今回は終盤にガタガタと来ましたが、37キロぐらいまで周りを抜いていくといったことができました。これって、気持ちいいですね。こんなところがワンステージ上がったと実感しました。たぶん、何度も言っていますが、ウルトラマラソン100キロを走りきったことで一皮むけたのだと思います。

 サブ4まで後11分まで来ました。ここからが難しいとは思いますが、3月の四万十川桜マラソンでは少しでも近づけるように頑張ろうと思います。それにあのレースはグロスだけですね。ロスは今回の4分46秒には絶対ならないし、スタート後も走りやすいと思うので、練習に近い感覚で走れると思っています。

 でも、もうワンステージ上げたいなあ。30キロ走、いや35キロ走をやっておきたいなあ。おいしいビールを飲むために!

管理者24番

 管理者24番は興味のできたことにのめりこむタイプ。土佐の高知・須崎でランやガーデニングなどにのめりこんでいる。2017年、新たな挑戦に向かっている!